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ファンスト 第三十五話

俺とディンは一ヶ月かけてようやくチイト大陸の中心地に着くことが出来た。
「ようやく、到着だぜぇ」
ディンの指さした先には協力しあって何かをしている人間とロボットの姿がある。
「ここはダスガルトス。チイト大陸最大の都市で、ロボット学、機械学などの専門な学校もあるしここならはぐれちまった仲間の情報を得ることが出来るかも知れねぇな」
「ああ、そうだといいな」
そんな期待を持ちつつ俺たちはダスガルトスの門をくぐった。

ファンタジックストーリー
第三十五話 「神器と選ばれし者」


ディンと一緒に旅してきて俺は今までのことを全部話した。
言った後は緊張をしてしまう。
見放されるかと思ったからだった。
しかし、ディンは「そんなの関係ねぇ」と一蹴した。
そんな言葉に俺は安堵を覚えた。

そして、今に至っているわけだが・・・・・
「んじゃ、まず探索といくか」
俺の返事を聞く前に襟を掴まれてぐいぐいと引っ張っていく。
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」
俺の言葉にディンはなんでだよという顔をしていた。
「まあ、細かいことは気にするな」
そういって俺はディンに引きづられていった。
ついた先は路地裏のひっそりとした店だった。

名前はデュイ・・・・・
と確認する前に引きづられ中へと入れさせられる。

「いらっしゃい。ってなんだディンドルか」
店のマスター?の人がディンを見るなりがっかりした表情になる。
「なんだはねぇーだろうよ。マスターいつもの」
「あいよ」
といって適当な場所に座り、何かを待っている。
二人は知り合いなのか?でも名前を知っていたということは少なくとも他人というわけではなさそうだな。
と勝手な解釈をして俺もディンの隣へと座る。
「ほい、お待ちどうさま。いつものレモンスプラッシュだ」
といってグラスに液体を注いでいく。
「おう、悪いな」
グラスの飲み物を一気に飲んでいく。
「で、何の用だ?お前が来るということはよっぽどのことなんだろう?」
真剣な表情で聞いてくる。
「ああ、お前って帝国のクロスという男のことで何か知らないか?」
「クロス・アヴァスディのことか?」
「ああ」
「知ってるもなにもあいつのせいで俺が情報屋だと気づかれつつあるからな」
ちっと舌打ちをする。
「そうか、じゃあ質問を変えるぞ。神器について何かわかった事はあるか?」
ジンキ?聞いたことのない言葉だった。
「ああ、俺で分かる範囲で調べておいた」
といって男はディンに一枚の紙を渡す。
「神器・・・・・つまり神の器という意味。その名のとおり選ばれし者しか扱うことが出来ない特殊な武器だ」
分からなかった俺にディンが軽く説明を加えてくれる。
「神器といっても色々な武器がある。まず昔連国が使っていた『ブラスト』、あれは昔の物を連国が勝手に改造したものだ。オリジナルではない。次に聖剣『エクスカリバー』、これはかつでアーサー王が使ったといわれている剣で選ばれし者だと新の力を出すことが出来るらしい。次に魔剣『レーヴァテイン』、こいつは特殊な剣でな」
ディンが歯切れを悪くする。
「何が特殊なんだ?」
「レーヴァテインは人を喰らう。喰らうのは人を形成しているマナなんだが、これが人間からなくなると人間は人の形でなくなる。・・・だから特殊なんだよ。使い手が適合すれば喰われることはないらしいがな。後は刻の剣『ラグナロク』、別名オデッセイと呼ばれる剣だ。こいつを使えば空間移動が容易に出来るらしい。・・・・・・・」
次々に分からないことをペラペラとしゃべるディン。
「なあ、ディンって何者なんだよ。神器についてやけに詳しいし、ここのマスターとは何かある見たいだし・・・・」
「ディン。この子は選ばれし者ですよ」
マスターが突然に口を開く。
「おう、俺もこいつの力ならあいつも・・・」
「??」
言っている意味がまったく理解できなかった。
ペラペラと勝手に話を進めていく。
「シエン」
ディンのほうを向くとそこには後ろに白い羽をつけているディンとマスターの姿があった。
「なっ!?」
驚いて言葉を失う。
「俺とこいつは天使なんだよ」
驚愕な真実だった。
「こいつじゃありませんよ?ディンさん。私の名前はルーナ・カーサルっていいます。よろしくね。シエン君」
「あ、ああ」
動揺をしながらもなんとか返事を返す。
「んじゃ、大天使様もシエンに会いたがってるしいくか」
「どこへ?」
「天界」
「へっ?」
「まあ、何をいっても連れてくけどな」
といって俺の視界は真っ暗になっていた。


続く



あとがき
更新が遅れましたが35話更新です。
段々スケールがでかくなっていきます。
話も段々浮いてきました。
大丈夫かなぁ?
まあいいや。とりあえずパッと小説はまだ続くんで応援よろしくっす。

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