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ファンスト 第三十一話

俺は敵と対峙していた。
あの神速のラッシュ・カンニバルと・・・・・

ファンタジックストーリー
第三十一話 「冷血の蒼刃VS神速の抜刀術」


「久しぶりだな」
俺は静かに口を開く。
あいつと会うのは実に3年ぶりだった。
「ああ」
「ここで何してるんだ?」
「俺はお前を待っていたのさ。ルーク!!」

ヒュッ
俺は横に転がり攻撃を避ける。
「さすがいい反応をするな」
奴は剣(というか刀)を抜いていない。
なのにあの斬撃はなんだったんだ?
「くっくっくっ・・・・」
ラッシュは不気味な笑みをしている。
俺は剣を抜き、構える。
「いいね・・・・・この緊張した感じがさ!!」
そういってこちらへ向かってくる。
俺はそれをかわし、あわせてカウンターを叩き込む。
が、やつは一瞬の内に姿を消した。
「どこだ」
周りを見て奴の姿がいないかどうかを見るがどこにもいない。
次の瞬間だった。
「がっ」
いきなり腹を殴られた。
しかしどこにも奴の姿はない。
俺は気を溜める。
「はぁぁぁ??!!」
溜めた気を一気に放出させる。
「ぬ?」
奴が姿を見せた。
「でいっ!」
俺は奴を斬り込む。
「ぐぁぁ??!!・・・・なんてな」

ボンッ!!
いきなり爆発を起こす。
「ぐッ!」
爆発に巻き込まれダメージを受けてしまう。
「どうだ?俺の分身と爆発の威力は」
奴が前に姿を現す。
「俺の得意属性は風と火なんでな。速さと爆発には自信があるんだよ」
「・・・・・・」
「黙っちまうほどのダメージか?おい」
俺はその言葉に笑いがこみ上げてくる。
「ふふふ、だんだん面白くなってきたぞ」
「ふん、減らず口を」

そういって奴はまた姿を消す。
正確には消したではなく、高速で動いているため消えて消えて見えるのだ。

俺は気を静め、精神を集中させる。
「ふぅぅぅはぁぁぁ」
これは独自に編み出した呼吸法だ。
精神を安定させるのに便利なため結構使っている。
「さて、行くか」
俺は首を鳴らしながら前に歩いていく。
「しっ!」
そこを見逃すほどラッシュと言う人間は甘くはない。
俺の死角から攻撃を仕掛けてくる。
が、今の俺には効かなかった。
それをしゃがんで避けて足払いをかける。
奴は足をもつらせてバランスを崩す。
「三連撃」
剣を高速で抜き、三回奴を斬る。
しかし奴はそれを空中でかわして、
「抜刀術・・・四速!」
刀を抜き、差しを4回行う。
それが奴の十八番だった。
来る事が分かっていたので剣で押さえる。
「これで終わりだと思うなよ。抜刀術・・・八速!」
さっきの四速の二倍の数の刃が俺を襲う。
俺はその攻撃をモロに喰らってしまう。
「まだまだ!十六速!・・・三十二速!・・・・・六十四速!」
斬撃がどんどん増えていく。
俺はそれを避けきれず全部ダメージがきてしまう。
「・・・これが俺の最強技!抜刀術・六連四(ろくれんし)!」
「ぐッ!」
血がそこらじゅうから流れていた。
しかし俺は倒れなかった。
なぜか倒れるよりもこの戦いが楽しいと俺が思っているためだった。
それを考えると俺は笑いが止まらなかった。
「何がそんなに笑える」
奴はまだ気づいていないようだな。
「俺のリミットは今、外される」



続く



あとがき
さて、最後の傭兵ラッシュ・カンニバルの登場です。
傭兵といっても結局のところあまり強くないという感じで終わってしまってますね。(前回がいい例)
まあ終わりはまだ見えませんがまだまだ書くんで応援ヨロです。
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