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罪な男?

リク作品?です。
追記からどうぞw
カリカリ・・・・

鉛筆もといシャーペンの走っている音だけが部屋に響いている。
「恭介氏」
不意に俺の名前を呼ぶ声。
「どうした?」
「ここが分からないのだが・・・」
「ここはだな・・・」
俺はてきぱきとされど丁寧に教える。
「そうか。すまないな」
「いや、別に構わないさ。今俺は来ヶ谷に教えてるわけだしな」
「/////恥ずかしいぞ」
顔を真っ赤に染めながら言う。
なんかいいよなこんな状況。

「すみませんが惚けたいのならどこか他所でやってくれませんか」
ルームメイトである二木がこちらを睨みながら言ってくる。
そう、今俺は来ヶ谷と二木の部屋にいる。

ことの発端は来ヶ谷の一言だった。
『勉強を見てほしい』
ということだった。
来ヶ谷ぐらいの頭だったら分からない問題なんてないだろうと思っていたのだがやはりそこは人間、誰だって分からない問題の一つや二つはある。
だから俺は手伝ってやることにした。

しかし問題が一つあった。
どこでやるかということだ。
俺の部屋は・・・・論外。
まあ、理由は言わずもがなだ。
それで却下。
後は教室とか案が出たが来ヶ谷がそれは嫌だと言ったので結局来ヶ谷の部屋でやることになった。

さらにそこで問題があった。
二木がルームメイトであるため二木には退場をしてほしかったのだが、二木は頑固として部屋から出たくないと言っているためそのまま俺は来ヶ谷の机でやることにしたのだが・・・

まあそれでさっきに戻るわけだ。
「ふぅ・・こちらも片付けないといけないものがあるんだからもう少し小さな声でお願いします」
「ああ、気をつけるよ」

そしてまた勉強が再開する。
カリカリ・・・
無機質な音が響いて俺は睡眠に襲われそうになる。
「ふぁ?あ」
つい無意識に欠伸が出てしまう。
それほど俺は暇だった。
「恭介氏」
「ん?」
また質問か。
まあしてくれたほうがこちらも暇じゃなくなるからなありがたい。
「私と付き合ってみないか?」
ぶーーーーー!!
俺は飲んでいたお茶を吹き出してしまった。
「汚いぞ」
「すまん。もう一度さっきの言葉言ってくれないか」
「汚い」
「いや、それの一個前だ」
「ああ、そっちか。私と付き合ってみないか?」
「・・・・・・」
いきなりだなぁ、おい。

俺が考えていると後ろから声が聞こえた。
「だ、だめっ!」
結構声が大きかったのか俺と来ヶ谷は声の主を見る。
といっても部屋には後一人しかいないわけだが?
「ほう、何がダメなんだ?佳奈多君」
「ダメなものはダメです」
「理由を述べてもらおうか」
「私だって棗先輩のこと好きだからです」

・・・・・
なにぃ!
俺のことが好きだってぇ????!
・・・・・まあ驚いてみたわけだがそれで問題が解決するわけではなくむしろ悪化した。
「私のほうが佳奈多君よりも数倍は恭介氏のことが好きなのだがな」
「私だって来ヶ谷さんよりはなつ・・・恭介のこと好きなんですから」
来ヶ谷は来ヶ谷で譲る気はないらしい。
二木も二木で譲る気はない。
さっき二木がさり気に俺を名前で呼んだのは無視していいのか?

「「むぅ・・・」」
「ふぅ・・・」
「「恭介(氏)」」
「な、なんだよ。二人して」
ただ俺は溜息をついただけだろ?
「こんな美少女を前にして溜息をつかないで欲しいな」
「どこにそんな美少女がいるんですか?ぜんぜん見当たりませんけど」
キョロキョロと左右を見渡しながら言う二木。
「ほう、佳奈多君は私に喧嘩を売っているのかな?」
「別にそんなつもりはありませんけど」
「では先ほどの言葉を訂正してもらおうか」
「どの言葉でしょうか」
「美少女が見当たらないと言う言葉だ」
「言葉どおりですよ。美少女は一人しかいなくてあとは見当たらなかったというだけですよ」
「それは自分のことを差しているのかな?それは自意識過剰というものではないだろうか」
「あら?それでしたら来ヶ谷さんも自意識過剰ですね」
「なんだと?」
「なんですか?」

ゴゴゴゴゴ・・・・
部屋の中が険悪なムードに包まれていく。
黒いオーラが二人から滲み出ている。
逃げてぇ・・・
俺は刹那にそう思う。
「お、俺そういえば用事合ったの思い出したわ。じゃあな」
がしっ
両足を二人に捕まれて動けなくなる。
「な、なんだよ。二人して」

「ふふふふふ・・」
「あはははは・・・」
いきなり二人は笑い出す。
めっちゃ不気味なんだが。

「そうかこの手があったか」
「この手があったわね」

「「協力しればいいんだ。」」
二人の声がハモル。

そして二人は顔を見合わせてにやりと笑う。
「では、佳奈多君犯ろうか」
「ええ、来ヶ谷さん。犯りましょう」

その後俺の姿を見た奴は二人だけだった・・・
もちろん来ヶ谷と二木の二人だけだ。






あとがき
会社帰りにふと思いついたリク小説を少し掠めたような作品です。
当たっているのかどうかは知りませんけどね。
とりあえずは恭介争奪戦っぽくしましたがリトバスメンバーの方ではないほうを書いたということになったのでそこは間違えのない様にお願いします。

まあギャグと言えるのかどうかは分かりませんけどねw

まぁこれでまたリクを消化したかな?
早いうちにポンポンと書いていきたいなぁ・・・・

コメント

No title

ふっ・・・モテる男は辛いな(苦笑)。佳奈多も姉御も腕に覚えはあるみたいだから下手に逆らったら大変な事になるだろう。

恭介がどうなったかは神のみぞ知るってか?

No title

>ハリー・キャラハンさん
それをのらりくらりとやるのが恭介だと思われm・・・

神ではなく考えた俺だけが知っているw
(そこは想像でもなんでもいいんですけどね)
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