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俺のミッション その後・・・3

side恭介、小毬
「・・・・」
俺は黙って時計を見てみる。
10時10分、10分の遅刻だ。
俺こと棗恭介は神北小毬を待っていた。

あの告白の後、小毬からデートに誘われた(あんときの話はデートの誘いだった)
それを今実現させている・・・
が小毬は一向に来る気配がない。
この集合場所も公園の噴水前と小毬が決めていたことなのにな。
まあ愚痴っていても仕方ねぇ。
ここは待つとしますか。

人気がないわけではない。
むしろ結構な数の人がいる。
噴水の囲われているところで座っている可愛い女の子(後ろ姿だが・・・)だっているし、当然カップルだって居る。
それを見るだけで俺は無償に腹が立つ。
・・・小毬。
仕方なく携帯で着信をしてみる。

プルルルルル・・・・
呼び出し音の後、
小毬の着信音である、Little Bustersが噴水前の少女から流れてくる。
別人か?
と思っていたらその少女は携帯を出して電話をしている。
「はい??」
間延びした喋り方で電話に出る小毬。
だが心なしかその声は怒って聞こえた。
「あー、今どこにいるんだ?」
もう予想はついている。
きっと・・・もう来ているんだと。
「えと・・・恭介さんの前」
前を見るといつの間にか噴水前で座っていた少女、もとい小毬が目の前にいた。
「ごめんな・・・」
「ダメ?、気づかなかった恭介さんにはお仕置きで?す」
ぎゅっと腕を絡み取られる。
小毬は少し怒っていた表情から一変して笑顔で俺の腕にしがみついていた。
もうそれはぎゅっと、ぎゅっと押さえつけるみたいに。
それで小毬の・・その・・なんだ胸が当たっていて俺は少し恥ずかしくなる。
いくら恋人同士と言っても突然は恥ずかしい。
小毬の顔も赤くなっていた。

改めて小毬の服装を見てみる。
白いフリルのミニスカートに首らへんがフリルになっているキャミソール、そして薄手のカーディガンというなんともファンシーであり、俺のストライクゾーンど真ん中だった。
「・・・まあ似合っているぜ。小毬」
「あ、ありがとう。恭介さん」
お互いが恥ずかしがっているのか俺たちの周りには人が寄れないなんともいえないフィールドが出来ていた。

「・・・じゃあ行くか」
「はいっ。じゃあレッツゴ?」
これから俺たちはいろんなことをしていくだろう。
・・・もちろん二人で。



side真人、唯湖
「う・・・ん」
まったく真人は仕方がない奴だ。
外に出たいとか言うから何事かと思ったら昼寝したいから膝枕をしてくれだと?
・・まあもちろんOKしたわけだが。

ということで今私の太ももには真人の頭が乗っている。
気持ちよさそうに寝ている。
その表情は子供っぽさを残しておりいつものあの馬鹿な真人ではない。
「ふぁ・・」
なんだか真人を見ていたら私まで眠くなってきた。
木に寄り添っているから私もこのまま寝させてもらおう。
お互いいい夢を見よう、真人。

「ん」
目を開けるとしこには唯湖に姿が目に入る。
そうか・・・俺唯湖の太ももで膝枕してたんだっけな。
寝ぼけていた思考が徐々に覚めてきて見ると唯湖が幸せそうに寝ている。
「仕方ねぇ」
俺は唯湖を起こさないようゆっくりと頭を上げて唯湖の体を持ち上げる。
もち方はだって?
もちろんお姫様だっこに決まってるだろう。
それしか唯湖を持つ気が起きないからな。
「よっと・・」
そのまま俺の太ももに持っていき逆膝枕をしてやる。
寝ている姿からは普段凛々しい表情の唯湖が今では可愛いくて年相応の表情の幸せな表情をしている。
いい夢を見ろよ、唯湖。




side謙吾、美魚
「なぁ、西園」
「・・・・」
「おい、西園」
「言ったはずですよ?名前で呼んでくださいと」
「うっ・・・」
確かに俺たちは付き合っていて、名前で呼びたいが・・
「恥ずかしいな」
「・・それはこちらも同じですよ」
顔を赤く染めこちらを見てくる。
「美魚」
恥ずかしい。
「もう一度」
「美魚」
「もう一回です」
「美魚」
「よろしいです」
でなんでしょうかとこちらをじっと見てくる。
そんな姿が愛おしくて仕方がない。
「なに、名前を呼びたかっただけさ」
「そうですか・・・」
残念そうな表情をするな、美魚。
「では、謙吾さん。私とキスをして下さい」
「それは命令か?それともお願いか?」
「お願い、です」
俺は少し考えた後美魚の唇にキスをした。
「ん・・・」
顔を真っ赤にさせながら俺を受け入れてくれる。
美魚。
そんな彼女が俺は好きなのだから・・・



謙吾さんは恥ずかしがり屋です。
いつも名前では呼んでくれません。
・・少し寂しいです。
でも今日は言ってくれました。
・・美魚、と。
ですから私はお願いをしてみました。
「では、謙吾さん。私とキスをしてください」
謙吾さんとは何回もキスをしていますが今日ほど緊張した日はありません。
それほど私の顔は赤くなっています。
「それは命令か?それともお願いか?」
どちらをいっても謙吾さんならキスをしてくれると思っていますが、これはやはり・・
「お願い、です」
少し溜めて言うのがコツです。
少し考えこんでいましたがやがて私の唇に謙吾さんの唇がくっついてキスをしました。
「ん・・・」
少し声が出てしまいました。
それと今日最大の赤くなりどきです。
ドキドキが止まりません。
これはもう彼に夢中ということです。
・・・謙吾さん、好きですよ。




side鈴、佐々美
教室での出来事だった。
いつものようにささみのいる教室へと向かう。
♪???♪
あたしはご機嫌な状態でささみに話し掛けようとする。

「・・・もうあなたは用済みよ。私の前に現れないで頂戴」
ぴしゃりとささみに拒絶の言葉をかけられる。
その言葉を聞くのが一番恐れていたことだった。
あたしはささみに調教された(性的なことも含めてだ)
もうささみなしでは生きていけないほどだ。
だから・・・
「捨てないでくれ・・・」
あたしは小さく呟いた。
涙が目に溜まっていく。
「なにを言いましたのこの雌ネコは」
「え・・・?」
ささみが吐き捨てるように言う。
あたしが雌ネコ?
どうしてそんなひどいことを言うんだ?
あたしはただささみに捨てられたくないだけだ。
「ほら、捨てられたくないのなら足をお舐めなさい」
捨てられたくない・・
そんなあたしの思いだけがあたしを動かしていた。
ペロペロ・・・
人が見ている・・・そんなことは気にしなかった。
ほとんどの奴が気持ち悪いものを見るような目であたしを見てくる。
どうしてそんな目であたしを見るのか?
あたしは可笑しいことをしているのか?
「あら、ほんとに舐めましたわね。気持ち悪い」
う・・・
やっぱり舐めたら気持ち悪いのか?
「やっぱりあなたは用済みね。もう私の前に現れないことね」
「や・・・」
いやだっ!
ささみに嫌われるのは一番いやだ!
どんだけ気持ち悪いと言われてもいい。
どんだけ罵られてもいい。
・・だから・・・
「・・・あたしを捨てないでくれ」
搾り出せたのがこの言葉だけだった。
涙だって流れていてもうくちゃくちゃな顔だった。
クラスの奴は差別な目であたしを見る。
・・もちろんささみもだった。
「さようなら」
ささみが冷たく吐き捨てるように言い教室を出て行った。
「うう・・・」
寂しい。
ぽっかりと穴が開いてしまったようだった。
その穴はもう元には戻せない。
それくらいあたしはささみに依存していた。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ???っ!!」
あたしは大声で泣いた。
この声が枯れるまでずっと、ずっと・・・・

BAD END







あとがき
一応、完結しておきます。
しかし、鈴ささはバッドエンドにしてみましたが書いていて鬱になってしまうほど救いようのない話になってしまいました(まあ俺がそう書いたのですがね)
しかし、他のも短編の短編と言う感じで物足りなさを感じています。
でも、なんか文章がこれ以上思いつかないのでこれで仕方なく投稿ですw

さて、次回は沙耶(俺オリジナル風)と誰かを絡ませまるつもりですw
期待せず待っていてくださいw
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No title

ふむふむ、これが「俺のミッション」シリーズ最終作か。

恭介とコマリマックス、姉御と筋肉君、みおっちと剣道馬鹿のカップリングだが・・・初デートは皆、初々しくていい感じだな。

恭介とコマリマックス、こっぱずかしくなるくらいいちゃいちゃしてるな。

お姫様抱っこは、筋肉馬鹿の真人にとっては楽チンだろうがかなり恥ずかしそうだやってる本人も、やられた方も(苦笑)。

みおっちと謙吾だが・・・二人とも他人を苗字で呼ぶ事が多いみたいだから、名前で呼ぶのが照れくさいと言うのが微笑ましいな。

No title

>ハリー・キャラハンさん
鈴ささスルーw
悲しいっす。
でも他のに感想あったから良しとするか。

今度はもっと長く作りたいっすねw
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