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ファンスト 第二十八話

「大丈夫だったかい?そこの少年」
声のほうへ向くとそこには二挺の拳銃を持った男が立っていた。
「ああ、なんとか」
なんとか返事を返して次の行動を待つ。

「さて、俺っちのことは後で今はこいつらを蹴散らすことに専念するってことでいいか?」
「・・・今はそれで手を打つよ」
こうして謎の銃使いと一緒に行動することになった。

「双銃のアーティスト。派手に暴れるぜぇ??!!」
耳がキーンとなるほどの声を発して敵に突っ込んでいった。
「・・なんだかなぁ」
俺は首をすくめてやれやれのポーズをとり、その後銃使いの後について行った。

ファンタジックストーリー
第二十八話 「三人の傭兵」



俺は謎の人と一緒に戦場を走っている。
普通に走っているだけなのに謎の人は息も乱さずに走っていた。
向かってくる敵に対しても銃弾を一発放っただけでばたりと倒れていく。
打った本人は普通な表情だった。
一つ疑問があったので聞いてみた。
「ねえ、人を殺すことって苦しくない?」
彼は少し言うのに躊躇したがやがて口を開く。
「まあ、苦しいと言ったら苦しいな。でもな、そうしないと逆にこっちがやられちまうんだよ。だから俺は殺されるくらいなら殺すことを選択するな」
「それで自分が追い詰められても?」
「追い詰められたとしてもだ。いいか、覚えておけ。自分の行動を信じろ!後悔だけは絶対にするなよ」
最後の言葉にはなぜか感動を覚えた。
「分かった」
俺は頷き、そして前方の敵をなぎ払っていく。

少し進んだところでふと足を止める。というか止められた。
「何かあるの?」
俺の質問に首を横に振る。
「いいや、少し厄介な敵が来たと思ってねぇ」
指の指した先にゆうに3メートルは超えるであろう大男がバカでかい斧を担いでこちらへと向かってくる。
「でっか!」
そんな男をみるのは初めてなので驚いてしまう。
「あいつがいるってことはあとの二人も一緒にいるのか厄介だな」
ぶつぶつと何かを言っている。
「あいつは?一体・・・・」
「あいつの名はギラル・バイト。凄腕の傭兵だ」
ようやく口を開いてくれて少し先にいる大男のことを教えてくれる。
「ギラルの他にもラッシュ・カンニバルとザロスト・インターの二人もここにいるはずだ」
「なんでそんなことが分かるのさ」
「あいつらは三人でチームを組んでいるからな。その辺にいないとなるとどこか別の場所にいるはずだ」
動揺しているのだろうか銃をしきりに右・左と持ち替えながら言う。
「まあ倒さないといけないんなら倒すしかないっしょ」
「簡単にいうなぁ。だがたしかにおまえの言うとおりだ」
「でしょ?ここは二人で協力してあいつを倒そう」
「おう」
俺と銃使いはギラルを倒す準備をし始めた。


「さあ、私の本気を喰らいなさい!」
杖を構え詠唱を始める。
私はいつも魔法を使っている呪文言葉ではなく禁術専用の呪文言葉を次々といっていく。
そう、今の私は最高に怒りが達していた。
どれもあのヴァイスのせいだからだ。
その怒りを喰らう兵士には気の毒だが犠牲になってもらうことにする。
詠唱も最後の部分まで来ると魔力が自分に集まってくるのが分かる。
それと同時私の中のレーヴァテインが暴走するんじゃないかと不安にもなる。
しかし今回はそんなことは杞憂だったらしい。そのまま禁術発動となる。

「すべて・・・・・消えなさい!ジャッジメント!」
上空から降り注ぐ光が兵士たちを襲う。逃げてもその光は一人残らず焼き尽くしていく。終わった後は焼け残った大地しか残されていなかった。
「すごい」
「すごいです」
カンナとリーンもただ唖然とするしかなかった。

くるりと後ろを向き、カンナたちのもとへと向かっていく。
「さあ、先に進みましょうか」
アリィはくすっと笑い先頭を歩いていく。
その後をただ黙ってついていくことしかできない二人であった。



続く。



あとがき
今回は早めに更新です。(俺的にですが・・・・)
まあ内容は読めば分かるかと・・・・・
それではリクコメヨロです。
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ファンスト 第二十七話

話をし終わった後、俺たちは魔法協会を後にして町へと戻っていった。

ファンタジックストーリー
第二十七話 「激戦?颯爽と現れるアーティスト?」


町へと戻った俺たちは中で合流したレイグたちに事情を話した。
「そうだったか・・・・」
「でもまだ方法はある」
「何だ?」
「NIDの上の人を呼んで会談を開くんだ。そうすれば魔法協会だって無視は出来ないはず」
俺の提案に皆が納得していた。
「なるほどな。確かにそうだな」
アークはうんうんと頷いている。
そんな中、ルークだけが一人険しい顔をしていた。
「どうしたんだ?」
「何か声が聞こえるんだ」
ルークの言葉に静かになり耳を澄ましてみる。
「・・・・ぉぉ」
呻き声にも聞こえるが人の声に聞こえた。
「たしかに遠くで聞こえるな。しかし何の声だ?」
「さぁな。近くで何かやってんのかもな」
レイグとアークがそんなことを言っているときだった。
「おおお!!!」
一段と大きな声に俺たちはびっくりする。
「なんだ?」
「行ってみよう」

行った先には千をも超えるくらいの兵士の数があった。
「これは何だ?」
「そんなことは後だ!いまはここを守ることに専念しろ」
「わ、分かった」

こうしてまた帝国の兵士と戦うことになった。
「はぁ、まったくなんでこう立て続けに戦うことになるかなぁ」
溜息まじりで愚痴をこぼす。
「そうぼやくな。そんなことを言う前に戦う準備を終わらせておけ」
「分かってるよ」
ルークに喝を入れられ鞘から剣を抜く。
「でも・・・・魔法協会はいいのかな?」
「放っておけばいいんです。あの人は人の命をなんとも思ってないのだから」
「で、でも。放っておけばあそこは攻め込まれちゃうんだよ!?」
「きっとそれは無駄な犠牲を出さないためじゃないかしら?」
リーンとカンナの疑問にアリィはぱっと答える。
「そして、今回も・・・・・・」
アリィの表情が暗くなる。
「まあ、それは置いといて。戦ってストレスでも発散させよ」
「そ、そうですよ。そうすれば何かが開かれるかも知れないですよ?」
二人は精一杯の言葉でアリィを励ます。
そんな二人の言葉に勇気付けられたのかアリィは笑って杖を構えた。
「ふふ、そうします」
笑ったアリィの後ろにはどす黒いオーラが出ていた。

その頃魔法協会は・・・・・
「ヴァイス様。さっきのNIDの使いの方たちが町に出て帝国と戦おうとしているのですが・・・・」
「放っておけ。彼らは死に急ぎたいんだろう」
冷淡に言葉を言う。
「しかし・・・・」
「何度も言わせるな。兵は出さん」
「・・・・御意」
あまり納得していない様子だったが黙って部屋から出て行った。
「そう。俺には関係のないことだ・・・・」
その顔は悲しみが混じっていた。


所々で刃が交えている音が聞こえる。
俺はまた何人殺したんだろう。
下を見る。
血を出して横たわっている兵士たちが見える。
嫌な気分だった。
だから俺は黙って敵を倒すことにしている。
また後ろから援軍が来た。
「斬牙・炎旋!(ざんが・えいせん)」
剣に炎を纏い、最初の一歩を踏みその足を軸にしてもう一歩足を出し一気に剣を横に振る。
火の衝撃波が援軍の兵士にあたり燃える。
その炎は次々と兵士から兵士へと燃え移っていく。

しかし、一人の兵士が俺に突撃してきた。
いきなりだったため回避運動も間に合わない。
俺は目を瞑った。
しかし刃は俺を貫かず目の前に倒れていた。

「大丈夫だったかい?そこの少年」
声のほうへ向くとそこには二挺の拳銃を持った男が立っていた。




続く。


あとがき
遅くなりましたが27話更新です。
久々に書くせいか何かうまく書けていない気が・・・・・
まあいっか。それではコメリクヨロです。