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気になる人?そこから始まる恋?

僕は、最近気になるやつがいる。
それは岡崎と最近一緒にいる一ノ瀬ことみだ。
最初は岡崎を取られた気分になり怒りばかり出ていた。
しかし最近は岡崎や杏、委員長、渚ちゃんよりも一ノ瀬ことみを見てしまう。
なぜだろう。
そもそもこんな気持ちになったのは初めてだったので戸惑いが僕の中で生まれる。
(なんでこんあにもあいつのことが気になるんだろうな・・・・・いや考えないでおこう)
顔を横に振りもう考えないで寝ることにした。

朝、早く目が覚めてしまった。
それも一ノ瀬が気になって仕方がなかったからだ。
「ったく、何なんだよ。一体・・・・」
僕は独り言を呟く。
残念ながら眠気はなかった。
仕方がなく、制服に袖を通し着替える。
そして学校を目指しゆっくりと歩いていく。

すがすがしかった。
それが久々に早く目が覚めて思ったことだった。
いつもは昼ぐらいに着くはずなのにもう学校の長い坂までやってきてしまった。
「あーあ、なんか面白いことでもないかなぁー」
「面白いこと?」
「うん、岡崎とさ面白いことをやると僕も楽しいんだよね」
「朋也君と?」
「うん、そうさ。僕と岡崎は親友だからね」
「そうなの?」
疑問が浮かび上がってきた。
僕は今誰としゃべっている?
杏?いや杏だったら間違いなく一冊は辞書が飛んでくるはずだ。
岡崎はないな。岡崎だったら軽く流しちゃうだろうし。
委員長の声でもないし、渚ちゃんの声でもない。
もしかしたら・・・・・
声の方へ顔をおそるおそる向けるとそこには気になっていた一ノ瀬ことみの姿があった。
「???」
「いや、そこはハテナ三つじゃないからね」
彼女が首を傾げていたので思わずつっこんでしまった。
「・・・・・なんでやねん」
そこにワンテンポ遅れて手の突っ込みが入る。
「それはあきらかに遅いし!」
「っ!」
いきなりの声に驚いてしまったらしい。
「いじめる?いぢめる?」
目に涙を浮かべながらこちらに聞いてくる。
その姿が可愛くて小動物みたいだった。
「ぐへへへ、どうしちゃおうかな?」
とりあえず乗っておくことにする。
「いじめないで・・・・」
か細いその声が逆に僕の理性を暴走させる。
「食べちゃ・・・ふぎゃ」
「?」
「こらー!春原あんた、ことみに何してんのよ!」
辞書が僕の顔面に直撃してその場に倒れる。
「大丈夫?ことみ。あたしがきたからにはもう安心よ」
「うん。ありがとうなの。杏ちゃん」
どうやら二人で勝手に話を進めているらしい。
「あの・・・僕を・・」
「あん?」
「ひぃ」
恐ろしい杏の顔に足が後ろに下がってしまう。
「さて、覚悟はいいかしら?」
ポキポキと腕をならしこちらへと近寄ってくる。
僕は目を瞑った。
もう殴られると思ったが拳は飛んでこなかった。
「杏ちゃん。春原君と世間話をしてただけなの」
一ノ瀬が僕を弁明というか事情を説明してくれた。
それに渋々納得しながら僕と杏と一ノ瀬は学校へと向かっていった・・・・

授業はもっぱら寝ることにしている。
岡崎も寝息を立ててすうすうと寝ている。
高3にもなって寝ているのはだめなわけだが僕と岡崎には関係なかった。
いわゆるオチこぼれと呼ばれるやつだった。
僕と岡崎はスポーツ推薦でこの学校へと来たわけだが、ある出来事があって部活をやめることになった。
そこで岡崎と出会い、そして今までばかをやってきたというわけだ。

気づいたら昼になっていた。
「岡崎、昼だぞ」
「ん?ああ」
寝ぼけ眼で僕のほうを見て一言。
「誰だっけ?」
「あんたの親友の春原だよっ!」
「春原?そんなやつ知らん」
「ひどいっすね!」
「悪い、冗談だ」
「冗談に聞こえないんですけど」
特に反省をしているわけでもなかったがどうでも良かった。
「今日の昼どうする?」
「俺行くとこあるから」
そういって教室から出て行ってしまった。
気になった俺は岡崎の後を追う。
「待ってくれよ!岡崎」
「なんだまだいたのか」
歩調を緩めず視線も変えず反応する。
「なんだはひどいじゃん。僕と岡崎の仲だろ?」
「俺はお前と友達や親友になったつもりはない」
「ひどい言葉ッすね!」
あーだこーだ言っているうちに岡崎がある場所で足を止めた。
そこは演劇部室だった。

「ちーす」
岡崎が扉を開けるとそこには杏と委員長と渚ちゃんと一ノ瀬の姿があった。
下にシートをしいてそこに弁当箱を広げて食べていた。
「遅かったじゃない?なにかあったの?」
「いや、ばかがな。なかなか離してくれなくてよ」
「ばかとはずいぶんな言い方ですね!」
「実際ばかじゃない。」
「ばかだな」
「えっと・・・・」
杏と岡崎は僕をバカ呼ばわりそて委員長と渚ちゃんは困った様子で一ノ瀬はもくもくと本を読んでいた。
何を読んでいるのか気になったため覗き込んでみる。
お笑いとは・・・・・
なんだそりゃ・・・・
IQ180の彼女がお笑い芸人でも目指してるのかと疑問に思っているところに辞書がいいところにクリーンヒットして意識が真っ暗になった。

気づいたらもう外は夕暮れに染まっていた。
なんで僕はこんな目にあうんだろう。
そんなことを考えていると頭がもぞっと動いた。
なんだろうと思い頭を上げるとそこには目を瞑って寝ている一ノ瀬の姿があった。
起きるのに衝撃があったのか一ノ瀬は目を覚ました。
「あっ、良かった。目が覚めたの」
一ノ瀬の優しい声が僕を安らぎさせてくれる。
「大丈夫なの?春原君」
僕は彼女のことが好きなのかも知れない。
だって彼女の声を聞くとなんか幸せになれるから。
「なんでやねん」
彼女のつっこみではっと気がついた。
「一ノ瀬ことみ?」
僕の声は裏返ってしまった。
「呼ぶときはことみちゃん」
「え?」
「フルネームじゃなくてことみちゃんって呼んで」
「え、ああ、うん。分かったよ。ことみちゃん」
「嬉しいの」
彼女は嬉しそうな顔をして喜んでいた。
僕は勝負にでることにした。
「ことみちゃん!」
「なに?」
「好きです。僕と付き合ってくれませんか?」
頭を下げ土下座の形をとって懇願する。
しかし彼女の返事はない。
あきらめかけたそのときだった。
「私も春原君のこと気になってたの。私からもお願いするの。私と付き合ってくださいなの」
頬をつねってみる。
「い、痛い・・・」
夢じゃなかった。
「ありがとう」
僕は久々にその言葉を使った。
「そして、これからよろしく」
「よろしくなの」
彼女が立とうとしたが足が痺れたんだろう僕のほうに倒れてきて
チュッ
唇と唇が重なり合った。
それが僕たちの初めてのキスだった。

そして3年後・・・・
「ほんとに結婚しちまうとわな」
「まったくよねぇ」
「人は見かけによりませんから」
「春原さん、ことみちゃんおめでとうございます」
口々に言葉を発するいつものメンバーに、
「おう、誰か知らんが幸せにな」
「お幸せに」
プラスαがついて僕たちは結婚式を行う。

僕たちは式場に入る前だった。
僕は白のタキシード、ことみは白のウエディングドレスを纏っていた。
僕は緊張していたけどことみが
「大丈夫なの」
その言葉で緊張の糸が解けた。
「じゃあ、行こうか。ことみ」
「はい、あなた」
僕たちは手をつなぎ結婚式場へと入っていった。




終わり



あとがき
即興で考えた陽平とことみのssを書いてみました。
まあ設定にむりがあったり口調がおかしかったりというところもありますがそこは気にしないということで・・・・・
ではコメリクをよろです。
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ファンスト 第二十六話

あれはレーヴァテインが暴れた事件が終わった1ヶ月後のことだった。
私は町を追い出された。理由は簡単だ。
サダスが死んでなぜ私だけ生きているのか。それが町の人たちには不思議だったのだろう。町を追い出されてふらふらとどこかを歩いていたときである。
ヴァイスとレンに会ったのは・・・・・

ファンタジックストーリー
第二十六話 「ヴァイスとレン」


二人は恋人どうしだったらしい。
二人は私を仲間として迎えてくれた。
とても仲がよく見ているだけでこちらまで嬉しくなるほどだった。
しかし、あの出来事が原因でレンは命を落とすこととなる。

ヴァイスは魔法使いだった。大魔法を唱えても有り余るほどの魔力、それを扱う精神力、どちらをとっても私よりも数段上だった。近くでは彼の名を知らない人はいなかったほどだ。そのため『無限の大魔法師』と呼ばれていた。
レンも強かった。槍を巧みに使い敵を惑わせて倒していく。その姿は踊りのように可憐で美しく誰もが魅了される戦い方をしていた一方でじわじわと敵の体力を奪っていくので『踊る毒蛇』と呼ばれていた。

二人と行動するようになって早3週間がたったある日の夜だった。
いきなりどこかの刺客に狙われた。
たびたび戦いをしてくることがあったが襲撃されたのは初めてのことだった。
ろくに準備も出来ずに戦っていたため苦戦していた。
刺客は一対一の単体の戦いだったため魔法も詠唱できない。くわえて素早い動作でこちらを翻弄させてくるため一人倒すのに時間がかかってしまう。
(これが忍びと呼ばれる集団ですか)
忍びとは素早い攻撃と不思議な技(忍術)を使ってくる黒装束をきた者の集まりであった。
連携も抜群で単体というよりも常に複数で戦っているいうほうが正しかった。
そのため私たちは隠れている忍びの存在に気づかなかった・・・
私が気づいたときにはレンの後ろから忍びの一人が刀を持って走っているところだった。
「レン!!後ろ」
叫んだときにとっさに後ろを向くが間に合わなかった。肩から腹にかけて斜めに斬られてその場に倒れこむレン。
「レーーーーーーーン!!」
ヴァイスが叫んだ。
そしてヴァイスの魔力が暴走する。
そもそも魔力は精神力で支えられているため誰かが死んだりしたりして不安定になると魔力暴走と呼ばれるとても危険な現象が起きる。
今回は大事な人が危険な目にあったということがヴァイスの精神を不安定にし暴走。
暴走は簡単には止められない。へたをすれば止めようとした人が殺されるからだ。
無差別にヴァイスは魔力を放出していく。
忍びは次々と逃げていく。
そしていなくなった。
「はぁ・・・・・・はぁ・・・」
ヴァイスは息を切らしながら呆然とその場に立ち尽くしていた。
私はその間にレンの元へ駆け寄り治癒魔法をかける。
しかしレンの傷は思ったよりも深く私でもこれ以上の治療はだめだと思っていた。しかし私はほんの少しの可能性を信じて魔法をかけ続ける。
するとレンから
「わた・・し・・はもうだめ。・・・から・・・もう・・・かけ・・・なく・・・て・・・いいよ」
途切れ途切れにレンは私に話し掛ける。
「話さなくていいから。今は回復に専念して」
私は目に涙を浮かべながらレンを励ます。
「もう・・・いいよ。・・・わか・・・てる・・よ。わた・・・もう・・たす・・・からないんだって」
「それでもまだ直るかも知れないんだよ!?」
ヴァイスがゆっくりとこっちに向かってきて
「ごめんな、レン。僕が情けないばかりに・・・・」
「いいん・・・ですよ。ヴァイスは・・・・よく・・やってくれました」
「でも・・・・」
「ヴァイス・・・・おねがい・・・・が・・・あります」
「何だ?なんでも言ってみろ」
「・・・・私を刺してください。あの剣で・・・・・」
残された体力で腕を上げレンの使っていた剣を指差す。
「できない。出来るわけないだろう!お前を殺すなんてこと」
「私・・は・・ヴァイス・・・の手で殺して・・・欲しいんです」
「・・・・・・・・」
少し考えた後ヴァイスは剣の元へ歩いていき地面に刺さっている剣を抜く。
そしてゆっくりとレンに近づいていき血が出ている部分目掛けて剣を指す。
「ヴァイス・・・・ありが・・・とう。・・・・。大・・・・す・・・・き・・・・・」
にっこりと笑ってレンは静かに息を引き取っていった。
それがレンの最後の言葉だった。
私は叔父さんが亡くなったときと同様に涙が止まらなくなり座り込んで泣いた。
「うおおおおおおおおおお!!!!!」
ヴァイスは叫ぶように泣く。


レンの死後近くに土だが墓を作りそこにレンを眠らせた。
「僕たちはなにをしてきたんだろうな」
ポツリとヴァイスが声を漏らす。
「レンは僕のすべてだった!
レンは僕の大事な人だった!」
「でもそれは、レン自身が望んでいたことです」
「お前に僕の気持ちがわかるか!お前は所詮少ししか旅をしていないくせに!」
パンッ
「はぁ・・・はぁ・・・」
私はヴァイスの頬を叩いた。
彼の強い精神力はどこへ行ってしまったのだろう。
「私だって悲しいんですよ!?旅の時間はたしかに少なかったかも知れない。でも、悲しいのはあなただけじゃない!私だって・・・・・」
「うるさい!」
言葉を言おうとしたときにヴァイスがそれを遮る。
「しったような口で言うな!」
地面に私を叩きつけ彼はどこかへ消えてしまった。
ぽつりと残された私はたたそこに座りこんでいることしか出来なかった。




続く。


あとがき
遅れましたが二十六話無事に更新です。
まあ出来は聞かずともだいたい予想はつきますがね。
ではいつものリク&コメを待ってます。

絵を描いてみた。2

題どおりまたまたこりずに絵を書いてみました。
今回は灼眼のシャナの主人公シャナを描いてみました。
080126_025238.jpg


あい変わらず画質は悪いが絵はうまくないわで来た人があきれるんじゃないかと心配です。

シャナの小説は結構面白いとこだっけな。あんまりにも久しぶりなため内容すら忘れてしまったようなかんじがします。

また機会があれば何か何かの絵でもうpしようかな?
リクがあればどうぞ。

ファンスト 第二十五話

一日を費やしてようやく中立国ザンベリに着いた。
最初の町よりもかなりでかく驚いてしまった。
人ごみからくすくすと笑い声が聞こえる。
「シエン。あんまあっけにとられてると田舎者だと思われるぞ」
その言葉でやっと笑われている理由が分かった。
「ああ、気をつけるよ」
こうして最初の目的地魔法協会に向かうことにした。

ファンタジックストーリー
第二十五話 「魔法協会」


魔法協会とは何かとアークたちに聞いてみたところ隣のアレスタ大陸から来ているが、噂ではここからアレスタ大陸へ伝わっていたんではという情報もあったらしい。
「つまりここが本部かも知れないってこと?」
「まあそうなるな」
アークが歩きながら頷く。
ザンベリから少し北東に行った所に魔法協会が建てられており四方は平野で囲まれており視野もかなり広いが、数で攻められると不利になるというデメリットもあった。

魔法協会に向かう途中だった。
所々に野生のモンスターがおり行く手を阻んでいた。
しかたなく俺たちはモンスターを倒すことにした。
数はあまり多くはなかったが油断はできない。
いつどこで敵の援軍がくるか分からなかったからだ。

半分くらいまで進んだだろうかモンスターの数も減っていた。
・・・・・・思ったら森の中からモンスターがまた出てきた。
「ふぅ、疲れるな」
「ぼやくな、行くぞ」
ルークがアークに喝を入れ敵に向かっていく。
俺とレイグは後ろから来たモンスターを倒していた。
「炎古刃(えんこじん)!」
バックステップしながら切り返す炎の魔法剣だ。
ボウっと炎上し敵を焼き尽くす。
「瞬神斬(しゅんじんざん)!」
剣を高速で斬り下ろしと斬り上げを4回繰り返す。
「燃え尽きちゃえ。ファイア!」
ごうっと音を立て敵が燃やしていく。
「吹き飛んでください」
燃えている敵に杖で突く。
敵は数メートル飛んでいき燃え尽きた。
こんな調子で1時間ぐらいで魔法協会に着いた。
「誰が魔法協会に行くの?」
「んーそうだなぁ」
そう考えこんで出したメンバーは、俺とアークとアリィだった。
残ったメンバーは町で待機ということになった。
「どうなったかなるべく早く教えろよ」
「じゃあ町を散策しに行こう」
「ふ、気晴らしもたまにはいいだろう」
そういって三人は町の中に消えていった。
「じゃあ行くか」
アークの言葉で魔法協会のところまで入っていく。

「どちら様ですか?」
中に入り白いローブを羽織った男性が応答してくれる。
「責任者に用があってきたんですけど・・・・」
「アポはとりましたか?」
「いいや」
男性は困ったような表情で
「それでは会うことは出来ませんよ」
と答えた。
「今アポをとったらどれくらいかかるんですか?」
男性は少し考えながら
「1週間はかかりますね」
「い、1週間も!?」
俺は思わず驚いてしまった。
そんな時間なんてないのに。
「!」
アリィがなにを思ったのかいきなり走り出した。
「困ります!勝手に中に入られては」
男性が止めようとするもアリィは魔法で吹き飛ばし奥に入っていく。
俺たちも慌ててアリィの後を追った。
魔法使いを跳ね除けながらアリィは奥へと向かう。
そう誰かが知っている人物が奥にいるかのように・・・・
ついに奥にたどり着きいきおいよくドアを開ける。
そこには赤髪の長髪で白と赤を基調とした服に身を纏い落ち着いた感じである人だった。
「どうして・・・・」
「・・・・・」
「どうして・・・・あなたがここにいるんですか?」
「・・・・・・」
男性はアリィの問いに黙っていた。そしてゆっくりと口を開いた。
「それは君も同じだろう?アリィ・サンライト」
ゆっくりと顔を上に向きようやく顔が見える。整った感じの顔たちが見えた。
「っ!!」
アリィは図星をつかれたのかびっくりしていた。
「君たちとは初めてかな?私が魔法協会の責任者を勤めさせてもらっているヴァイス・アレハントスだ。そして君達誰なのかな?」
俺たちは事情を話した。
ヴァイスは少し考えた様子だったがすぐに凛々しい顔に戻り、こう言った。
「悪いが協力することは出来ない。帰ってくれ」
「なんでだよっ!!」
納得できないのかアークが反発する。
「私は勝ち目のない戦いはしたくないのですよ。今帝国がどううな状況か知っているんですか?帝国はクロス・アヴァスディに帝王が変わってから強さが変わりました。前よりも強くなり凶悪になっています。そんな戦いに部隊を貸し出したくはありません。悪いのですがお引取りを願います」
ぺらぺらと戦えない理由だけいい、勝手に断っているだけだ。これはあの人が一人相撲をしている感じで腹が立った。
「あなたは帝国から何かされたことはありますか?」
「ええ、私もこの魔法協会に何度か攻め込まれたこともあります。しかし抵抗しなければ死人も増えない、無駄な犠牲がないのでいいのです」
その言葉にさらに憤りを感じる。
しかしそれはアリィによって止められる。
「あなたは前と変わらないんですね」
「人間すぐに変わるわけではないからね」
「それでもだんだん変われるものですよ」
「それは可能性だ。必ずじゃない」
「あなたはいつでもそうですよね。少しでも可能性があるのにその可能性を捨てる。だから」
「それの話題を引っ張り出すな!!」
アリィの言葉をヴァイスが大声で止める。
しかしアリィは言葉を続けた。
「だからあなたは大事な人を亡くした。違いますか?」
「う・・・・」
アリィの冷淡な言葉にヴァイスはうめくだけだった。

そうあれはアーク達と会う前レーヴァテインの事件の後のことだった・・・・・



続く。



あとがき
またアリィの過去話になります。なんか不思議なキャラですよね。書いてる俺でも不思議だと思っちゃうくらいですから(おい
さて小説とは関係ありませんが今ポケモンにはまっています。
赤、緑、青、黄、金、銀、サファイア、リーフグリーン、ダイヤモンドとやってきた俺ですが新しいポケモンも捨てたもんじゃないですね。
結構プレイしてみると面白いもんですよ。まあ四天王は強くて全滅しそうになりましたが・・・・・
さて皆さんに質問です。
皆さんはポケモンの四天王はどれが一番苦労しましたか?
カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウの四つのうちのどれかですが選んでください。
ちなみに俺は苦労したのはシンオウです。レベルが中途半端でかなりきつかったです。
コメ待ってます。

ファンスト 第二十四話

朝起きて飯を食っている最中だった。
アークが何もなかったかのように飯を食っていた・・・・・

ファンタジックストーリー
第二十四話 「もう一人の男?冷血の蒼刃?」


「で、何事もなかったかのように飯を食ってるし・・・・・」
俺は呆れた様子で言う。
「まあ俺は無事だった。それだけでいいじゃないか」
まあそれ以上は聞こうとは思わなかった。
しかしアークの持っている剣からは不思議な感じがした。
そう何者かに見られているようなそんな感じだ。
まあ気にしていても仕方がないため気にしないことにした。

町を出て数時間・・・・・・俺たちは黙々と目的地に向かっていた。
誰かが喋るわけでもなくそう淡々と目的地へ向かう歩きだった。
不意に先頭を歩いていたアークが足を止める。
アークの視線の先には青い髪に180以上はある長身で威圧感たっぷりの男が立っていた。
俺はその人物を知っていた。
そう前に手配書で見た冷血の蒼刃ルーク・クエストだった。

「久しぶりだな。アーク」
重々しく口をあけ、アークの名前を言う。
「ああ、3ヶ月ぐらいぶりだな」
まあ仲間だっていうのは聞いていたから戦わないとは思っていたが、いきなり二人は剣を抜き交え始めた。
「おいおい止めなくていいのかよ?」
俺はアリィに聞いてみる。
「ええ、大丈夫です。あれが二人が出会ったとき必ずやることですから・・・・」
困ったものですよねとボソリと呟いた。
レイグとカンナもポカンとしてしばらく動いてなかった。
10分、20分と時間が進めば進むほどだんだんと二人の戦いがエスカレートしている気がした。
「始めると1時間はあのままですよ」
「まじかよ」
でも二人の顔をみるとなにか楽しそうな顔をしていた。まあルークはそうは見えなかったが・・・・
1時間が立ちようやく剣を収めた。
「ふっ、どうやら腕は鈍ってないようだな」
「まあな。お前も弱くはなってないようだな」
「なめるなよ。俺は最強になる男だ。強くなくてどうする」
「は、たしかにそうだ」
そういって二人は再会を果たしていた。
「ああ、そうだ。新しい仲間を紹介するよ。左からレイグ、カンナ、シエンだ」
「ルーク・クエストだ。よろしく頼む」
「ああ、よろしく」
俺たちはがっちりと握手を交わす。
握手を交わした後ルークがこんなことを言い出した。
「シエンだったな。お前の剣の腕が見たい」
「え?俺の?」
「ああ、アークがさっき不思議な力を持っているといってたからな。その力を見てみたい」
俺の力か・・・・。はっきりいって俺にも良く分からないんだけど・・・・
「まあ、俺でよければいいですけど」
「よし、それじゃあ剣を抜いてくれ」
そういってルークは剣を抜く。
剣を構えたときのルークは人が違った。
威圧感があり腕や足が自然と震えてくる。
「どうした?震えてるぞ」
「武者ぶるいだよ」
俺が言葉を言い終えたすぐだった。
ヒュンと頬になにかが掠った。
そして頬から血が垂れ落ちてくる。
「本気でこい。でなければここで死ぬぞ」
ルークの目は本気だった。
俺は目を閉じ精神を集中させる。
そして目を開く。俺のリラックス法だった。
「いい目だ。いくぞ」
剣と剣がぶつかり合う。
力はルークの方が上、技術も上、でも俺は落ち着いていた。
剣筋が見え次にどこから攻撃が来るとかが予測できる。
そうすればおのずと攻撃へ移ることもできる。
「だぁぁっ!!」
「っ!!」
回避が間に合わなかったかルークは仰け反る。
しかし額から少しだけ血が出ていただけだった。
「ふ、ふはははははは」
ルークが高笑いして俺の方を見てくる。
「久々だ。俺の血を見るのはな・・・・・・・シエン、お前は面白い奴だ。この俺を本気にさせたのだからな」
さらに眼光が鋭くなり攻撃が激しくなる。
防戦一方だが隙はなくはなかった。
しかしその隙は一瞬しかない。
(俺は決めるしかかつ方法はない!)
その隙を待ちながら防御をしていた。
しかしその隙は知らぬ間に埋められていた。
そしてカンッと俺とルークは距離を取り俺はまた突っ込もうとしていた。
しかしルークは動かなかった。
チャンスと思い一歩また一歩と足を走らせる。
もう少しというところでルークが不意に言葉を発した。
「鎌威太刀(かまいたち)」
ヒュンという音がしたと思ったら俺の体は宙に舞っていた。そして風が俺の体を切り裂いていく。痛みで俺は気を失った・・・・・

そして目が覚めると夜になっていた。
「すまない。少しカッとしていたようだ」
ルークがいきなり謝ってきた。
「いや戦いだからね。これくらいはしょうがないさ」
「ならいいが・・・・・」
「まあルークはしゃべりこそぶっきらぼうだけど結構な心配性も入っているからなぁ」
「それをいうなそれを」
俺たちはこの夜アークたちと話をして親睦を深めていった・・・・・・




続く。




あとがき
はい、また日にちが空きましたが24話目更新です。まあ多分もうなんか自己満足小説になりつつありますね。もう内容が良く分かんない(おい
まあ冗談はおいといてコメ&リクを激しく待ってるんでよろしくっす。

絵を描いてみた。

なんとなく絵を書いてみたかったので書いてみた。

EXE(エグゼ) 籠 夏希


ゆずソフトのEXE(エグゼ)より
ヒロインの一人 籠 夏希(かごなつき)です。

俺はゲームの内容は知らない。
それはやったことがないから(え
でもなんとなくヒロインの中で一番好きになったキャラだから画像探して書いてみた。
まあ俺的にはうまくかけた気が・・・・・・・

しかし画質荒いなぁ。

気が向いたら他のキャラでも描いてみるか。

ニコニコで・・・・・

ニコニコで俺的に面白い物を見つけたので張っときます。

古泉一樹がサイレントヒル3をプレイした様です。

part1からpart4まであるので時間がある人は見てみるといいと思いますよ。
part2からはハルヒよりゲストが来ているようです。
キャラのやりとりが結構面白いかと・・・・・

古泉自重しろww

ファンスト 第二十三話

私は夢を見た。
そうあの忌まわしい夢を・・・・・・・・

ファンタジックストーリー
第二十三話 「忌まわしき過去」


私はアレスタ大陸のもっとも魔法が盛んだった町で生まれた。
私の親は二人とも有名な魔法使いで私もその魔法力を引き継いでいた。
しかし10年ほど前、爆発事故があった。
その事故により両親は死に、私は生きる気力を一度失った。
何度自殺しようとしたことか。
でも自殺をしようとするたびに誰かに止められていた。
(どうして私を死なせてくれないの?もう私はお父さんとお母さんが死んじゃったから生きてる意味なんてないのに・・・・・)
何度その言葉を言ったことか。
しかしその疑問には叔父さんが答えてくれた。
「君のお父さんとお母さんから私たちが死んだときにはアリィを頼む。自殺とか悪いこととかをしたときには止めてやってくれと遺言を預かってるからね。だから私は君が何度死のうとしても何度でも止めてあげるよ」
優しい表情で私に話してくれた。
そこで私はどれだけ愚かな行為をしていたんだろうと気づいた。
その日から私は叔父さんの元魔法を学んだ。
叔父さん曰く、私は飲み込みが早いらしい。
ぐんぐんと成長していって2年後には叔父さんをも超えてしまっていた。
「強く・・・・なったね」
叔父さんはにっこりと微笑んでそして倒れた。
「叔父さん!」
私は叔父さんの元へ駆け寄る。
「私はね。もう命が少なかったんだ。でも死ぬ前に君の成長を・・・・見れて・・・・・良かったよ・・・・」
そして叔父さんは静かに息を引き取った。
私は泣いていた。
短い間だったけど叔父さんのことをお父さんのように慕っていた。
でも今日からまた一人ぼっち。でも負けない。
私の心の中にお父さんやお母さんがそして叔父さん・・・・いや師匠がいるのだから・・・・・
そして私は旅に出た。
何も目的もない途方な旅。
旅の途中でそうあの忌まわしき剣に出会った。
元々レーヴァテインは聖なる剣として人々に崇められていた。
しかしある出来事によって聖なる剣から邪悪なる剣に変わってしまった。

それは私が16の時のことだった。
町に滞在しているときだった。
この町は鍛冶師がたくさんいて主に剣を作っているということで有名な町だった。
その鍛冶師の中の一人、サダス・フィルダという凄腕の鍛冶師がいた。
サダスは世界一の剣を作ると旅に出たきり戻って来なかった。
しかし次の日フラフラとサダスが町へ戻ってきた。
彼はすごい剣を見つけたと言ってそのまま倒れた。
サダスの持ってきた袋の中から光輝く一振りの剣が目に入った。
それは紛れもなく聖剣レーヴァテインだった。
そしてサダスは聖剣をもっと鍛えて見せると言って工房に引きこもってしまった。
一週間、二週間、そして一ヶ月経っていた。
しかし一向にサダスは工房から出てこない。
痺れを切らした一人の町の人がサダスの工房を開けるとそこにはもうすでに死んでいるサダスの姿と黒いオーラを漂わせ面影が残っていないレーヴァテインが見えた。
町の人は恐怖した。
サダスは神の怒りに触れたからああなったんだとか噂はしばらくの間それで持ちきりだった。
サダスの死から二週間ぐらいが経ったある日のことだった。
私はサダスの工房へ足を運んでいた。
理由はレーヴァテインがどうなっているかと町の人達に言われたからだ。
そっとサダスの工房へ足を踏み入れる。
「うっ」
すごい腐臭がする。
サダスの死体はそのままで腐っておりそれが腐臭となって工房の中に充満していた。
そしてその中変わらない様子でレーヴァテインが置いてあった。
おそるおそる近づいてみる。
まだ何もない。
徐々に距離を詰めていく。
三メートル、
二メートル、
一メートル、
とあと少しでというところで異変が起きた。
レーヴァテインが突如黒く光りだす。
何が起きているか分からなかった。
そしてその光は私の中に入ってきて暴れだす。
「ああああああああああ!!!」
入った瞬間激痛がして立っていられなくなる。
激痛が続く中で次はマナを奪いだす。

マナとは人を形成するにおいて必要不可欠なものだ。
そのマナがなくなれば人は死ぬ。
多分サダスもマナを根こそぎ奪われて死んでいったんだろう。

しかしいきなり光が止みレーヴァテインは姿を消した。
「は・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・」
息を整えながらさっきの出来事を整理してみる。
激痛・・・・そしてマナを奪うという剣の恐ろしさ。
私は頭の中でグルグルと考えていた。

そこから毎日のように夢で激痛がよみがえる。
その痛み(実際は痛まないが)のせいで夜は必ず一回は目が覚める。
いわゆるトラウマというやつだ。

そうこれが私の忌まわしき過去。
アークがレーヴァテインを手にして何もないところを見るとあのレーヴァテインとは違うのかと錯覚を覚える。
しかし感覚が覚えている。
あれは本物だ、と。
私はもうあんな出来事はしたくない。
布団を深くかぶり、忘れるかのように眠りに入った・・・・・



続く。




あとがき
アリィのトラウマ的過去を書いてみました。
どうでしょうか?文がおかしかったりなにか疑問がありましたらコメを下さい。
同時にリクもどうぞ。




ファンスト 第二十二話

「ふー、やっと町へ戻って来れたか。苦労したぜ」
そう崖から俺は苦労のすえやっとこさ町の前まで戻ってくることが出来た。
まあ着いたのは夜になったわけだが・・・・・・

ファンタジックストーリー
第二十二話 「始まりの町で・・・・・2」


ようやく町へ着いて第一歩を踏む。
しかし町は静かだった。
「まあ、当然か。もう夜だしな」
一人寂しく呟く。
前へ前へ町の中を進んでいく。
すると街頭の光の中央付近で言い争っている人影が見えた。
それはシエンとアリィだった。
(何話してるんだ?)
気になったので二人の下へ急ぐ。
もう少しというところでシエンがアリィの頬を叩いていた。
「?」
状況が掴めなかった。
するとシエンの声が聞こえてきた。
「・・・・・・俺が言いたいのはそれだけだ」
そういってシエンは宿の方へ歩いていった。
「うあああ?????!!」
しばらくしてアリィの泣く声が聞こえてきた。
町中に響きわたる。
俺はそっとアリィの元へ歩みを進める。
「よう、何泣いてんだよ。アリィ」



私はシエンに説教?をされた。
(そう、でしょうね。今の言葉を聞いて・・・・)
シエンが去っていた後、言われた言葉を頭の中で考えていた。
(誰がどういっていても今はアークは戻ってこない。そう今は待つしか・・・・)
知らない間に私は声を出して泣いていた。
少しして後ろから
「よう、何泣いてんだよ。アリィ」
「っ!」
私の一番聞きたかった声。
私の一番大事な人の声。
そして一番会いたかった人の声。
「アーク!」
私は大事な人の名を言う。
「おう」
元気な声で返事をしてくれる。
元気な姿で私を安心させてくれる。
私は嬉しくて涙がまた出てきた。
「アーク。ほんとにアークなんですね?」
「ああ。おまえの大切な人だよ」
私は何度も確認を入れた。
その度に呆れた様子で答えを返してくる。
「よか・・・・・った。ほんと・・・・・に無事で・・・・」
泣いたままだったため途切れ途切れになる。
「とりあえず俺の胸で泣けよ」
私はアークの元へ走り、アークの体に抱きつく。
抱きつくたびにアークの感触を思い出す。
(嬉しい。アークを助けてくれてありがとう・・・・・)
神様にこればかりはお礼をした。
大事な人を生かせてくれてありがとう、とどこにいるかも分からない神に・・・・・
「でも、どうして?崖から落ちたのに・・・・」
私は一番気になっていることを聞く。
「ああ、それは・・・・・・」
話を聞くと目が覚めたら闇だった。そこはアークの精神世界だったらしく目を覚ますためにはもう一人の自分を倒す必要だったらしく、苦戦したもののなんとか勝つことが出来たらしい。

「そうだったんですか・・・」
しかし私は安堵した。
このまま戻って来なかったらと最悪なケースを考えて考えていたためだからだが・・・・
「この剣はその時にもらったもんさ」
と言って腰にあった剣を出す。
なぜか不思議な感じのする剣だった。
そうどこかで感じた不思議な感じだった。
「その剣の名前は?」
おそるおそる聞いてみた。
「レーヴァテインだってさ」
「!」
私はその剣の名前を聞いて思い出した。
そう私の忌まわしき思い出・・・・・・
思い出しただけで吐き気を覚える。
「うっ」
口をとっさに押さえる。
「大丈夫か?アリィ」
「はい。なんとか」
「顔色が悪いぞ?ほんと大丈夫か?」
心配そうに顔を覗かせる。
「はい、大丈夫ですから」
なんとか笑顔を見せて安心させる。
「ならいいけど・・・・・」
「それよりどうやってここまで戻ってきたんですか?」
「ああそれは頑張って崖を登った」
こうヒュンと言って手で表現してくれる。
「ああ、そういえばアークは風属性が得意でしたね」
風とは文字のとおり風なので足の裏に風を乗せると少しの間だが飛ぶこともできる。それでアークは戻ってきたんだと納得できた。
「ああ。しかし疲れたけどな」
「・・・それでは宿へ戻りましょうか」
「そうだな」
私はアークと一緒に宿へと歩いていった・・・・・



続く。



あとがき
日にちが一日空きましたが二十二話更新です。
アークを落としてすぐ戻してみました。
なんか他にネタがなかったもので・・・・
それではコメとリクをガンガンどうぞ。

ファンスト 第二十一話

俺たちはやっとのことで町に着いた。
町は人がたくさんいて賑わっていた・・・・・

ファンタジックストーリー
第二十一話 「始まりの町で・・・・・」


「なんか賑わってるね」
「そうだな」
レイグは疲れた声で反応する。
「それでは早く宿へ向かいましょう。皆さん疲れているようですし・・・」
アリィの言葉で宿屋に向かうことになった。

宿に着いて宿代を払い部屋へと向かう。
二人部屋なので俺はレイグと一緒だった。
レイグは着くとすぐ疲れたといって寝てしまった。
俺は寝れる気分じゃなかったので外の空気でも吸おうかと思い部屋を出る。
部屋を出てすぐにアリィと会った。
「あら?どうかしましたか?シエン」
「ん?外の空気でも吸おうかなっと思ってね」
外を指差す。
「ご一緒してもいいかしら?」
「いいよ」
別に断る必要がなかったのでアリィと一緒に町へ出ることにした。

町に着いた時間が夕方だったので今はすっかり夜になっていた。
天気も良く、星がよく見えた。
「星が綺麗ですね」
「ああ」
しばらくの間は他愛もない話をしていたがアリィの表情に変化が見えた。
一見してみるとなにも変わってないように見えるけどその表情の奥には寂しさを感じた。
「アークなら無事さ」
「え?」
いきなりだったのでアリィは驚きの表情だった。
「あいつの強さは俺・・・いや仲間が知っている。あんなところでくたばらないさ」
あの表情が見えたらだろうか、俺はそんなことを言っていた。
「・・・・・気にしてないとはあの時言いましたが、不安なんです。アークが本当に戻ってくるかどうかが・・・・」
「戻ってくるさ、絶対に」
「そんなこと分かりっこないですよ!どこかで怪我でもして苦しんでいるんじゃないか?今でも心配なのに出会ったばかりのあなたに分かるわけがない!!」
アリィに胸倉を掴まれる。
「確かに出会ったばかりで二人のこととか知らないけどさ、今は待つしかないんだ・・・」
「・・・・無責任な言葉ですね。やはり他人事みたいな答えですね」
アリィが冷たい言葉を言う。
「たしかに他人事かも知れない。けどな!あいつと俺は仲間なんだよっ!どうこう言う前に仲間なんだ!俺だって不安なんだ!あいつは死んでないって思って平常心を保つのに必死だった。」
だんだん声に熱が入ってきて叫んでしまう。
「言葉ではなんとでも言えますよ!私はあの人が好き!あの人が私のすべてなの!あなたたちのせいで私とあの人の邪魔をして・・・・」
パンッ!
言葉を言い終える前に俺は手が出ていた。
「悪いがそれはあんたの理想だ。もう一度だけ言う。あいつはアークは必ず戻ってくる。俺が言いたいのはそれだけだ」
掴まれている手を振り解き俺は宿へと戻っていった。
宿に戻る途中、アリィの泣いている声が町中に響いていた・・・・・



「・・・・やっと町までこれたか」
聞いたことのある声が町の手前で聞こえた。




続く。


あとがき
まあ今回は町に着いての出来事でした。
んーなんかいまいちな出来がしますがどうでしょうか?
感想と一緒にリクエストもありましたらどうぞ。

ファンスト 第二十話

一進一退の戦いが続いていた。
俺が攻めればもう一人の俺は守りに徹し、
もう一人の俺が攻めれば俺は守りに入るそんなのが30分は続いていた・・・・

ファンタジックストーリー
第二十話 「力」


「「はぁ・・・・はぁ・・・・」」
俺たちは息が上がっていた。
だが決着はつかない。
俺はもう一度剣を強く握り締めあいつへ突進していく。
ガンッ!!
剣と剣がぶつかり合い鈍い音が出る。
(さっきと同じじゃだめだ。もっと早く。もっと・・・・)
いつしか俺の心に焦りが生じていた。
しかしその焦りが仇となってしまった・・・・
もう一人の俺が剣を軽く押す。
俺は少し体勢が崩れる。
そこを奴は逃さなかった・・・・・・
一瞬の反応の遅れが回避運動を鈍らせる。
ザシュッ!!
腹に痛みを感じる。
じわっと血が流れてくるのが分かる。
しかし俺は倒れなかった。
いや、倒れられない理由があった。
「ほう」
もう一人の俺はよく倒れなかったなと言ってきた。
「倒れられない理由があるんでね」
「何だ?その理由は」
「大事・・・な人を・・・守るためさ」
血が出て視界がぼやけ、言葉がかすれながらも俺はふっと笑いながら言える。
「なるほど」
顎に手を当て頷く。
「しかし、その深手で俺と戦えるのか?」
「ああ、戦うさ。命ある限りな」
「そうか・・・・」
もう一人の俺はそれ以上なにも言わなかった。

そしてまた戦いが再開する。
しかし俺は押されぎみになる。
「ふはははは!!その怪我では本来の力が出せないらしいな」
高笑いをしながら攻めてくる。
しかし奴の言葉ほど痛みはない。むしろ奴の動きが遅く見える。
俺は次の攻撃をなんなくかわす。
もう一人の俺は驚いているが次の攻撃を繰り出してくる。
それもよけ、次もよけ、その次も・・・・・・・
と言う感じで奴の攻撃をよけまくっていた。
「その怪我で中々やるじゃないか・・・・・・だが次はどうだ!!」
と言って横に切り込んでくる。
俺はそれを剣で弾く。
しかし弾きをもろともせずに縦に切り下ろししてくる。
「十文字斬り!!」
剣で斬撃を受け止めるも力負けし弾き飛ばされる。
「くっ!」
ザザッと床をすべる。
「これで終わりにしてやろう」
見るともう一人の俺は居合の体勢を取っていた。
俺も負けじと居合の体勢を取る。
「ふう・・・・はぁ・・・」
息を整え、目を閉じる。
(俺は奴を倒す。それだけだ)
かっと目を見開いて剣を手にかける。
それは相手も同じだった。
次の瞬間
お互いが逆の位置に背中合わせで立っていた。
ブシュ
「ぐっ」
腹から血が出てくる。
「・・・・・・・」
奴は何も言わなかった。
そして一言だけこういった。
「見事だ・・・・」
どさっと奴は倒れる。

俺は勝利故にガッツポーズをしていた・・・・・
しかし詳しいことは勝ったら教えてやると言っていたので俺はもう一人の自分の元へ駆け寄る。
「見事だ・・・・・もう一人の・・・・・・俺よ・・・」
「大丈夫かよ」
俺と同じ傷ぐらいなのにもう一人の俺は死にそうだった。
「ふっ、元々影は光に勝てるわけがなかったんだ」
声も絶え絶えに言う。
「もう喋るな!今から助けてやる」
俺は回復の魔法を唱えようとする。
「いい」
しかしもう一人の俺はそれを拒否した。
「どうして!?」
「俺はもう助からないからさ・・・・・・」
「そんな」
俺は驚きが隠せなかった。
「俺がなんでお前と戦ったと思う?」
「それは闇のお前が光の世界に出たかったからじゃないのか?」
静かに答える。
「それは間違いだ」
「?」
なんで間違いか分からなかった。
「言ったはずだぞ、お前の精神に負担がかかり過ぎているって」
「・・・・・あっ!」
そういわれてはっとした。
「どうやら分かったようだな。ここはお前の精神の中だ。俺とお前が会える場所といったらここしかないからな」
「そうか・・・・」
ようやく納得できた。どうして俺がここにいるのかを。
「じゃあ扉は開くはずだ。さっさと行けよ」
指で示した先に扉が見える。
「さっきまではなかったのに・・・」
「そんなの、どうでもいいだろ。さあ行けよ」
よろよろと立ち上がり俺の背中を一押しする。
「またあえるか?」
「さあな」
そんな会話をして俺は扉へと向かう。
扉を開けようとしたときだった。
「こいつを持ってけ!餞別だ!!」
不意に何かを投げてくる。
それは剣だった。
「目が覚めたらお前は丸腰なんだ。それぐらいは持ってけよ」
「ああ」
剣を受け取りさっそく鞘から抜いてみる。
曇りなき刀身だが少し不思議な感じがした。
(俺はこいつを知っている?)
しかし見る限りでは初めて見たとしかいいようがなかった。
「そいつの名はレーヴァテインだ!大事にしろよ」
もう一人の自分が言ってくる。
「ああ、分かった。大事にする」
俺は返事をして剣をしまう。
なぜそんな剣がここにあるのかは知らないがもう一人の俺からもらったものだ大事にしないとな。
そんなことを思いつつ扉を開け光の差すほうへ歩いていった・・・・・・

姿が見えなくなり溜息をつく。
これは演技だった。
勝負を挑んでわざと負けてあいつを現実世界へと戻すと言う演技。
「行ったか・・・・・・あの剣はたしかにあいつに渡したぜ。これでいいんだろ?」
俺は誰かに向かって話し掛けていた。
「ええ」
どこからか声が聞こえてくる。
「たく、めんどくさい方法を使わずに直接人間に化けて渡せばいいんじゃないの?」
文句交じりに言う。
「そういわないで下さい。私が今、手を離せないのも知っているはずですよ?」
「はぁ・・・・・だから仕方がなく俺が引き受けてやったんだろ?」
溜息と一緒に言葉を言う。
「ふふ、感謝してますよ」
「どうだかな」
皮肉っぽく言葉を返す。
「じゃあ、ライヤ・ダカーケンテ帰還するぜ」
体が輝き姿が見えなくなった。
「さあ力を解き放って・・・・・アークよそして選ばれし者たちよ」



続く。



あとがき
更新が遅くなりましたがアークの精神の世界の戦いバージョン終わりです。
まあ意味深で終わりましたがその内この謎がわかるかも・・・・?
次回はようやくシエン達に戻ります。
リクもお待ちしています。

ファンスト 第十九話

俺が目を覚ますとそこは真っ暗な闇だった・・・・・・

ファンタジックストーリー
第十九話 「光と闇」


今までのことを思い返してみる。
俺はたしか・・・・・兵士たちに向かって技を使って・・・・・そのまま崖に落ちたんだったな。
ふっと微笑した。
「俺は死んだのか!?誰か答えてくれよ!」
声がこだまするものの誰も答えてくれなかった・・・・・
(俺は一人寂しく死んでいくのか・・・・・)
と思った矢先だった。
「何者だ」
声が聞こえたほうへ顔を向けるとそこには俺がいた・・・・・?
「俺がいる!?」
「そんなにも騒ぐものでもないだろう」
もう一人の俺は冷静に淡々と言った。
「いや、びっくりするだろ普通」
驚いたような声でもう一人の俺に向かっていう。
「普通はな・・・・・・ここは普通ではないのだ」
「じゃあ、なんだってんだよ!」
もう一人の俺の胸倉を思いっきり掴む。
「鏡の世界だ」
ボソッと呟く。
「鏡の・・・世界・・・?」
「ああ、俺はお前だ。お前は俺だ」
言われた意味が分からなかった。
「お前は光、俺は闇。人は誰しも光と闇を持っている。通常は光が表世界に出ているが、ふとしたきっかけで光と闇が逆転する・・・・・・・これをお前たちの世界では二重人格と呼ばれているな」
俺を無視して淡々と話していく。
「今、お前は危険な立場にいる」
「何でだ?」
もう一人の俺に聞く。
「お前は先の戦いで崖から落ちただろう?」
「ああ」
「そのせいでお前の体に異常が起きた」
体を見てみる。別になんともなかった。
「見た目はだ。しかし精神に負担がかかり過ぎているべきはずのお前がここにいる。その意味が分かるか?」
俺は首を横に振る。
「そうか・・・・・ならば教えてやろう」
そういって俺のほうに一本の剣を投げてくる。
「剣を取れ。そしてすべてを知りたくば俺に勝ってみろ!」
「・・・・・・・」
無言で鞘から剣を抜き、もう一人の自分に切っ先を向ける。
「上等だ!やってやるぜ!」
「ふっ、いい目だ。いくぞ!」
俺はもう一人の自分と戦うこととなった・・・・・・・
勝てる勝てないの問題じゃない。勝つ!
それしか今の俺には残されていなかった。



あとがき
はい、アークが崖に落ちてからですね。今回は闇(影)との戦いまでを描いて見ました。
いかがでしょうか。
感想待っています。
同時にリクもどうぞ。

ファンスト 第十八話

どこを探してもアークは見つからなかった。
あったのは一振りの剣だけだった・・・・・・・・

ファンタジックストーリー
第十八話 「剣」


「これはアークが使っていた・・・・・」
「そうだな」
俺とレイグは二人で剣を見ていた。
カンナはアリィをなだめるのに必死だった。

「だって!もう帰ってこないかもしれないんですよ!?」
「まだ、死んだと決まったわけじゃないんだし」
「そうだぜ?落ち着けよアリィ」
肩にポンと手を置く。
たまっていた物が出て行ったのか崩れるように泣いた。

それを片目にレイグは剣を抜こうとしていた。
「ぐっ、この、うりゃ」
しかし地面に刺さった剣は抜けなかった。
「だめだな、こりゃ」
「ちょっと貸してみて」
「ああ」
レイグが剣の前からどいて俺が剣の前に立つ。
柄の部分を持ち手に力を入れる。
剣はなんなく地面から抜けた。
「なんで俺は抜けなくておまえは抜けたんだろうな」
「さあ?」
首をすくめて横に振った。
剣を手にして分かった。
これはすごい剣なんだっていう事を・・・・
「まあいいや。ちょうどレイグからもらった剣の切れ味が悪くなってたとこだし」
といって最初の戦いで使った剣を出す。
「そいつは結構丈夫に出来てたはずなのになぁ」
「まあ研いでない俺も悪いけどね」
この剣はもう刃こぼれもしておりいつ折れるか分からないという状態だった。
今まで折れなかったほうが不思議だったと思う。
「まあアークが戻ってくるまでの間だけどね」
アークの剣を空へ掲げる。曇りない刀身が輝いて見えた。
「あの・・・・・とりあえずここから離れましょう」
リーンの提案によって町を目指すことにした。

アリィはカンナと話したのかさっきよりはいい顔になっていた。
(あのときの顔はひどかったからなぁ?)
あんて思いつつレイグを先頭に歩いていた。
「あの、シエンさん。」
「ん?なんだ?」
リーンが話しかけてきた。
「あの、皆さんってお優しいんですね」
「まあお人よしというかなんていうかね困った人をほおっておけないっていうの?そんな感じだもん」
俺の答えにふふっと笑った。
「私、アリスタ大陸から来たんです」
ぽつぽつとここまでの経緯を語りだす。
「私の町はアリスタ大陸の南東・・・・つまり帝国に近いところだったんですよ。それである日いきなり帝国に町が襲われたんですよ・・・・・・・私も急いで逃げようとしました。でも追いつかれて殺されそうになったんです。でも一人の剣士が私を助けてくれたんです。その一人の剣士が私に届けて欲しいものがあるといって一冊の本でした。それで場所を聞いてここまでやってきたんです」
「そっか・・・・・」
なんともまあベタだよなぁ。
「で、その本ってのは?」
「これです」
と言って出す。
「これは・・・・・何?」
「あの人曰く重要なものだっていってました」
見るとその本には禁術の書と書いてあった。
「禁術ねぇ・・・・アリィ」
「なんですか?」
アリィを呼んで本を見せてみる。
「あら?これは私の知ってる禁術とはまた違う本ですね」
びっくりした様子もなく淡々と言葉を言っていく。
「あ、そうなの?」
「はい、禁術といっても一つではありませんから」
アリィの話によると禁術の書は全部で4つあるらしい。それらを全部読破すると世界をも支配してしまう力を手にいれることができるらしい。
「でも、もうそんな力は手に入りませんけどね」
「何で?」
「・・・・・・だって私が読んでもう燃やしてしまったからですよ」
「ふーん、そうか」
別に今は禁術というのにあまり関心がなかったため聞き流していた。

「それで話を戻すけどどこに持ってくんだ?これ」
「ええと・・・・・・NIDっていうところらしんですけど・・・・・」
「え?なら目的地は一緒じゃん」
「だな。一人で行くよりは大人数のほうが安全だ」
リーンに一人一人声をかけ元気付ける。
「はい!皆さんありがとうございます」
ペコッとお礼を言う。

しばらく歩いてようやく最初の町に着いたのであった。


続く。



あとがき
久々なこの小説です。
ようやくなのかな?最初の町まで書くことが出来ました。
次回はこの町で何かが起こる。
お楽しみに!
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