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a school of life 第3話

「また、会ったね」
前の席にいた少女はさっき会ったばかりの子だった。


「ん?なんだぁ翔?日比野と知り合いだったのか?」
「いや、さっき校門で会ったばっかりだけど?」
「そうか・・・だったら悪いことは言わねぇ。やめとけ」
「それを本人を目の前にして言わないで欲しいなぁ」
どうやら会話が聞こえたようで(まあ前の席だから聞こえてもおかしくはないが・・)会話に加わってくる。
「なぬ、日比野?お前もう潤菜と行ったんじゃないのかよ」
「まだ行ってないよ。と言いますか。潤菜、先に行っちゃったし・・」
声のトーンが下がる。
どうやらこの子と潤菜は仲がいいらしい。
「じゃあ、俺たちと行こうぜ」
「あ、いいねぇ」
笑顔でそれに答える姿は可愛いと思う。
思わず緊張をしてしまう。
席を立ちこちらに振り返る。

「自己紹介まだだったね。日比野綾です。これからよろしくね。池上君」
「ああ、こちらこそよろしくな。日比野」
これで微妙に緊張がほぐれたのか普通に会話が出来るようになった。
なんか幸先がいいスタートだな、こりゃ。

どうやら今日は始業式らしい。
だから人がまだらなんだな。
元春や日比野の話では、ここの会長はかなりの変わり者らしい。
どんなのか少し楽しみではある。
話している間に体育館に着く。
そこには結構人がいる。

しかし、結構制服にばらつきがある。
黒、赤、青、白など色んな色がある。
ちなみに日比野は白だ。
「なあ、なんでこの学校。こんな制服にばらつきがあるんだ?」
元春に聞くとそんなことも知らないのかと言わんばかりの顔をされた。
「校風が自由だから制服も一つでは自由ではないと理由で色んな制服が作られたらしいよ」
日比野が説明をしてくれた。
「そんなことも知らずに入ってきたのかよ、翔は」
「パンフを見てないだけだ」
「まあそんなこともあるよ」
と日比野に苦笑される。
なんか残念な気分になる。

時間になって自分の位置にいって始業式が始まる。

――開式の辞――
「ただいまより平成―年度始業式を始めます」
教頭らしき人物が淡々と式を進めていく。
「校長、式辞」
校長が席を立つ前に、前の誰かがばっと席を立つ。
その瞬間周りがざわっと騒ぎ出す。
そのまま席を立った人物は校長が話すであろう場所に立ちいきなりマイクにスイッチを入れ話し出す。

「こ、こら!筑中!またお前か」
先生が注意をする。
しかし彼はぜんぜん注意を聞きもせず構わず話し始める。
「諸君らはこの始業式に意味はあると思うか?否!断じて意味はない。一学期の始まりともいえるがそれは教師の言い分でしかない。我々はそれを望んでいないからだ。望むのはただ一つ。それはこの式がさっさと終わることのみだ」
べらべらと話していくがたしかにそれには同意できる。
始業式なんてかったるいだけだ。
やりたいのはごく一部の人間と教師だけだろう。

「勝手に決めるなっ!筑中!生徒会長だからってそんなのが通ると思うなよ?」
さきほどの先生が大きな声で注意をする。
しかし、それを校長らしき人が止める。
「こ、校長先生」
「いいのですよ。たしかに筑中君のいうとおりだ。しかし、これだけは覚えてくれたまえ。私たちは君たちの元気な姿見るためだけに始業式を開いているのだということを・・」
「それは承知のうえですよ。校長先生。・・・では解散でよろしいのですか?」
「ええ、どうぞ」
校長の許可が出たのか一斉に席を立ち教室へと戻っていく生徒たち。
俺は唖然としてしまってそこを動けないでいた。

「翔?戻ろうぜ」
「あ?ああ」
元春の言葉に我に戻り教室へと向かっていく。
戻り際に見たのは生徒会長とさっきの先生が何かを言っていたぐらいだ。

これは何か波乱が起きそうだ。
なんとなくそんなことを思ってしまった。





続く











あとがき
ようやく3話目更新です。
ペース遅いなぁというよりもこれよりもリクエストを先に書いてしまうからですね。

まあリクエストをやめるというわけではないんで安心をw
今回ははっちゃけた生徒会長やヒロインの綾の名前が分かったなどの微妙な話ですね。
ちなみに潤菜は名前だけの登場です。
次回からまた新しいキャラが登場するかも知れないっすね。
では、次回をお楽しみにっ!
同時にリクエストも何かありましたらCLANNAD、リトバスのどちらかは受け付け中なんで気軽にどうぞw
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a school of life 第2話

校舎の中に入って、靴を上履きに履き替えて職員室へと向かう。

「失礼しまーす」
開けると一人の女性がこちらに近づいてきた。
姿は一般のOLと言う感じのブラウスとタイトスカートの格好をしており、きりっとしているというよりはおっとりという感じに思えた。

「あらぁ?あなたが池上君かしら?」
「ええ、そうです」
なんか調子狂う話し方だなぁ。
などと失礼なことを思ってしまう。
「私が、あなたの担任を勤めさせてもらうことになっている新井海で?す。よろしくねぇ?」
「はぁ・・・」
なんかこの人と話していると背中がむずっとする。
「じゃあ、とりあえず・・・・教室に案内するわねぇ?。着いてきてぇ?」
とことこゆっくりと歩いていく。
はっきりいって遅い。
2分くらいで教室前に到着する。
札には2?4と記されていた。
「じゃあ、少し待っててねぇ」
「わ、分かりました」

と言って新井先生は教室の中へと入っていく。
間延びした声がかすかに聞こえてくる。

「・・・・・・で・・・・・だからぁ・・・・・・です」
やっぱおっとりというよりはゆったりといった感じの話し方だ。
俺の苦手なタイプだ。
「では、今日は転校生を紹介しまーす」
言葉の後がたっと少し大きい音がした。
「海ちゃん!男!?女の子!?どっち?」
男子の声だろう。大きな声で俺の姿を予想しているのだろう。
残念だな、男子生徒A。転校生は男だ。
「男の子よ?」
男子からはブーイング、女子からは歓声が聞こえる。
だんだん騒がしくなってきたところで先生が一言。
「静かにしてね?」
その一言で教室に徐々に静寂が生まれる。
正直言って入りづらいんだが・・・・

そういっても入らないと何もかも始まらない。
意を決して教室の扉を開けた。
複数の視線を感じる。
とたんに恥ずかしくなってくる。
教壇があるところまで歩いていく。
「ではぁ、紹介しまーす。池上翔君です。皆仲良くねぇ?」
先生の言葉の後に一人の女子生徒が席を立ち上がる。
「翔?」
「・・・・・潤菜?」
子供の時の面影はあんまり残っていないが、たしかに潤菜だった。
「・・・・久しぶり」
「あ、あんたいつ戻って、あ、う、・・・・」
勢いよくしゃべっていたが正気に戻ったのか顔を真っ赤にして席に着く。
結構可愛いとこあんだなぁ。
と思わず驚いてしまった。
「まあ、夏木さんと池上君が知り合いというのは分かったから自己紹介お願いねぇ?」
「あ、はい。分かりました。・・・・・・」
無難に自己紹介が終わり俺は窓側の一番後ろというベストポジションにつけた。
隣は茶パツにピアス印象はあまりよくない。
「翔だろ?俺だよ。元春だよ」
「・・・・・・」
数秒間俺は動けないでいた。
こいつが元春?
嘘だろ!?
めっちゃ変わってるじゃん!
「久しぶりだな、元春」
といっても俺はそこまでは驚かなかった。
表面上は驚いていないが内心びっくりしまくりである。

「おうっ」
笑って返事を返してくれた。
そして前の席には、
「また会ったね」

さっき会った女の子がそこにいた。



続く






あとがき
2話目更新ですww
まあ、ゆったりと共通ルートを回していき、ある程度まわったと思ったら個別ルートを作っていこうと考えております。
まあどの辺で個別になるかは分かりませんがなるべくは早めにやりたいとは思っています。

いずれは皆さんの投票で誰を最初に書くかを決めてもらおうかと思います。
では、気長にお待ち下さないな。

a school of life 第1話

「なんでだよっ!」
「・・・ぐす・・・ぐす・・・」

夕日も落ちかけてきたそんな時間だった。
三人の人影が何かを言っていた。

俺こと池上翔と幼馴染の夏木潤菜と脇児元春だった。

俺は、親が突然の転勤によりこの場所には入れなくなってしまった。
それは、親しかった潤菜と元春との別れでもあった。
元春は怒っているが、その怒りをどこにぶつけていいのか分からなく叫ぶことしか出来ない。
潤菜はただただ別れを惜しむかのように泣くだけ・・・

俺だって別れたくないさ。
でも、これだけは言えた。
「ずっと会えないわけじゃないんだ・・。絶対にここに戻ってくるよ!」
確証はなかった。
しかし、それでもいつかは戻ってこれる。
そんな気がした。

「・・・・絶対だぞ!絶対戻ってこいよっ!」
元春が俺に向かって叫ぶ。
「会えなくなるわけじゃないから・・・・・は言わないよ・・」
最後の部分は聞き取れなかったが潤菜も笑顔で迎えてくれた。

こうして俺は二人に見送られながら思い出のこの町を去っていった。



それが丁度7年前の出来事だった。

そして今俺はようやく戻ってきた。
編入試験もなんなく合格し、晴れて桜坂高校の生徒となった。
・・・まあ二年からのスタートとなるわけだが。

桜坂高校はこの町の進学校でもある。
他の県や市、町からもたくさん受験しに来る人も少なくないらしい。

授業レベルがとても高くここで三年間勉強すれば大学はいいところが狙えるらしい。

校則は『自由』目的としており、ゆったりとした学校生活が送れるというのもここのいいところの一つだ。
ほかにも、購買、食堂、道場(部活ごとに一つずつ道場が振り分けられている)など設備も充実している。

この学校の欠点と言える場所は桜がたくさん咲いている長い坂だ。
1キロ近い坂がゆったりと続いており、その左右には桜が咲いている。
だが、坂を登っている最中でだれるのが欠点である。



「はぁ・・・・」
俺は大きく一回溜息をついた。
その理由は長い坂である。
季節は春なので桜が今見頃であるが、さすがにこんなに長い坂だとだれでもだれると思う。

「なんで、こんなところに学校を造ったんだろうなぁ・・・」
詳しい理由は分からないが立てた人は相当の捻くれ者だろう。
愚痴りながらもなんとか坂を登りきることが出来た。

そこで一人の生徒が視界に入る。
白を中心に青が少し入り混じっているブラウス、スカートも同じようなかんじの女子生徒。
髪は黒くて長く、腰まである。
落ち着いている、そんな感じに見えた。

俺は思わず見入ってしまった。
可愛いと言うよりも美人と言ったほうが表現としては正しいだろうか。
じっと見ていたら女生徒がこちらに気がついた。

「どうしました?」
落ち着いた物腰で喋りかけてくる。
「い、いや。美人だなぁと思って・・・」
正直な感想を言うと彼女はくすっと笑い、
「ありがと」
笑顔でお礼を言ってくれた。

「それじゃあ、私は行くから」
「ああ」
「またね」
そういって彼女は校舎の方へと歩いていく。
「やべっ」
俺は後に続くように急いで校舎へと走っていった。

なんだか楽しい学校生活になりそうだ。






続く






あとがき
こりずにファンスト終わってないのに新連載です。
まあファンストもスクライ(a school of lifeの略)も少しずつ書いていこうかと思います。

で1話目というわけで主人公翔が学校に入って教室に向かうまでを書いてみました。
設定は粗いですが細かいところは後々書いていこうかと・・・・

では、これから楽しんでもらえると嬉しいですね。

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